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Are You Happy? レビュー2:Groove Groove Groove 重ねて Music

06. 復活LOVE

曲レビューはこちら

keibeee.hatenablog.com

 

実はこの曲のシングル通常盤がこのアルバムの音の基準値になっているのではないかなーと妄想している。全体を覆うアーバンポップ感、その源流であるファンク等ブラックミュージック、師であり同志だった大瀧詠一的な歌謡曲に対する眼差し、こういった山下達郎氏的なJPOPの良き部分がAre you happy? には生かされているのではないか。

復活LOVE通常版には表題曲のほか愛のCollection、Bang Bang、Are you ready now? という3曲が収録されている。 達郎曲を軸にしてこのカップリング三曲は達郎的Jpopへのリスペクトと別の方向からのモータウンやファンク楽曲へのアプローチ、そして今聴くと今作Are You Happy? のへの前触れといった味わいが感じられるのだ。

 復活Loveを山下達郎解釈によるhiphop以前のオールドスタイルモータウン的楽曲と位置付けると愛のCollectionはマーヴィン・ゲイ以降の新しいモータウンサウンドのHiphop-エレクトロ解釈に感じる。

 愛のCollectionは二つのモータウン・ビートをベースに?(この辺りから復活LOVE通常盤レビューを書きたかったのだが私の知識と音感不足で断念しました…)リズムをトリッキーに配してその上に浮遊感のある洒落た音を重ね、セクシャルで観念的な歌詞、Amaging…Amaging Love! と繰り返すゴスペル的なコーラスなどで複雑に構成されている。これらはマーヴィン・ゲイが始めた「正しいモータウン=綺麗なスーツを着て無名のバックバンドを従えて主に観客が白人のショーでお話的な恋や日常生活の歌を歌うハレの楽曲」から脱してバックミュージシャン達と様々なジャンルの音を取り入れた楽曲を練り、スタジオに篭ってミックスを重ね私小説的な曲を、性愛や社会問題を歌ういわゆるニュー・ソウルをエレクトロに発展させたものではないだろうか。(と私は思った)

 Bang! Bang! はジャズにエキゾチシズムを加味したエレクトロスゥイング風味という点で今作通常盤ボーナストラック(だが白眉!)のTWO TO TANGO に通じるものがある。

Are you ready now? はシティポップ・ファンク、演奏部分のファンキーさとヴォーカルの爽やかな青さポップさがすこしミスマッチな気がして残念だったが今回のアルバムではファンク曲とシティポップ曲を分離させて両方をきっちりやり遂げてくれた感じだ。

復活LOVE通常盤プチレビューのようになってしまったが、これらカップリングの実験曲が今回Are You Happy? に繋がっているように感じるのと、アルバムを作る際復活LOVEと音のレベル、テンションを合わせるべくクオリティ向上させなければいけなかったであろうと考えるとやはりこの曲が嵐にもたらしたものは大きいと思う。

07. Amore

 相葉雅紀ソロ。

この曲めっちゃバックの音がゴージャス。大編成ホーンに全編に踊るピアノ、飛ばすギター、でイントロでおっ、と思わせて間奏で炸裂するハモンドオルガンにミニモーグですよ! セイシューンブギ(ハイティーンブギのもじり?)が近藤真彦ならこちらは田原俊彦の抱きしめてトゥナイトやごめんね涙(トシちゃんのダンス結構すごいです)のオマージュか?と思いきやいやいやサザンオールスターズじゃないの?って、超ラテン歌謡ポップスハイブリッドじゃないですか? あと最初オールディーズ風に始まってからのアップテンポラテンでなーなななーな、はアイリッシュっぽいギターからアップテンポのギターポップでなななーなななななとなったドリアラのソロ曲Hello Goodbyeを思い出させる構成。相葉氏に関してはそろそろネタ曲じゃないのお願い、というファンの気持ちはわかるのだがこれだけゴージャスなアイドル歌謡背負って立てるの、すごいと思う。照れずにかっこいいパフォーマンスしてくれるといいんですが。(Mr.Funkも高級スーツの上に毛皮のコート着てじゃらじゃらアクセサリーでやって欲しかった…)ちなみにこの曲のインスパイア元のひとつと言われる勝手にシンドバッドの元ネタと言われているスティービー・ワンダーのAnother Starと聞き比べても面白い。

08. Bad boy 

大野智ソロ曲。

バチバチバウンスEDMかよ! 「やったことない感じ」で選んだそうだが君はやったことなくても今最も巷の数多ある有名無名人がやってるタイプの曲をなぜやる大野智よ。と思ったが有象無象がやり尽くしたジャンルを我が最後の流通経路に落とし込んで王道にしたてあげてこそアイドル、エフェクトに負けずに君臨する我の高音、全ては計算通りさ。なのか?

いやかっこいいよ。うんかっこいいよ。ふぅれぇーいゔぁあーとか、ぷぅれぇーいやぁーとか、もっとイヤらしく強調しても良かったよ…我こそDelight…我って一人称の歌詞、今まで嵐にあったか?我だよ…。えぶりばでーぷちょはんずあぷいんじえあ!と煽る彼を前に我々はどう反応すればいいのかだつた…。ダンス…注目デスネ。この曲はしつこいくらい繰り返すトランスが味だからフルでやらんと映えない気がするが保たせてくれー。なぜか相葉大野両氏に関してはパフォーマンス込みで聞いてしまいますね、どうしても。震えて待て。

09. Wonder-Love

二宮和也監修曲。

自分的今作ナンバーワンおしゃれ曲。重低音ベースかっこいいーと思ったら Erik Lidbom&Jon Hallgrenと、Boom Boomコンビの作曲、納得。いろんなコーラスやオカズの音が効いてるんだけど構成がシンプルなのと技巧こらさないドヤおしゃれやろ感のない嵐の歌い方の塩梅がすごく良くて、やりすぎおしゃれ寸前のところで止まってるのがいい!おしゃれスペイシーエレクトロに真っ直ぐなユニゾンって、こんなに気持ちいいとは。

どストライクだとやっぱりあまり語る事がない(笑)。

 

(3に続くですよ。。。)